自炊はじめました



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もう旬は過ぎた感じがしますが、今年になってから、自炊を始めてました。
ごはんを炊いているわけではない。
本を切り刻んで、スキャナに通すあれです。

まあ、つまり裁断機(PK-513L)とスキャナ(ScanSnap S1500)を購入していたということ。
あわせて約7万コース。
本棚の漫画やクリアボックスの同人誌をちまちまと電子化しております。

覚え書き程度に自炊方法を書き散らしていく。

まずは本の解体。ばらしてやんよ!
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一発で裁断できればいいけど、一般的な漫画本の厚さは微妙に裁断機(PK-513L)のキャパを超えるか超えないかの所なので、真ん中あたりで切ってしまう。
背表紙に折り目が付くように見開いてやり、折り目をナイフで何回かなぞるように切っていけば、あっさりと切れます。いや、もー、意外と簡単に切れる。
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ナイフにはオルファのアートナイフを使用してます。もともとはプラモ用に使っていたもの。
カッターマットも使用。これもプラモ用に使っていたもの。
折り目を付ける位置は、紙8枚(=16ページ分) × nの位置を目安にする。
製本のやり方(こことか参考)から、この位置なら見開きやすく、切りやすくなるみたい。
微妙にずれているときがある気もするけど、紙8枚 × nの位置付近に見開きやすい箇所があるのは確か。

裁断機の登場
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あっさり切れます。
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自分はだいだい背表紙部分を3,4mm程度をカットしてます。
青年コミックの大きさは128 × 182 mm程度なので、裁断機の押さえの部分はルーラーの125mmのラインが見えるか見えないか程度の位置に合わせる。
たまに背表紙側に糊が残ってしまう場合があるので(とくに巻頭のカラーページとかに)、裁断後の本は背表紙側をパラパラーとして、糊が残っていないかチェック。
糊が残ったままスキャンすると、スキャナの読み取り部に糊がくっついてしまい、スキャン画像にゴミがのってしまう原因となるそうなので。

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表紙はアートナイフと30cm定規でカット。
カッターマットの方眼を利用すると垂直、水平が出しやすい。

スキャン。
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表紙は画質:スーパーファイン、カラーモード:カラー、白紙自動削除機能オンで取り込む。
中身は画質:スーパーファイン、カラーモード:グレー、白紙自動削除機能オフで取り込む。
いずれも形式はpdf。
画質:エクセレントはスーパーファインより若干綺麗になるが、パソコンやiPad上でページをめくったときの動作が重くなってしまう。スーパーファインでも十分綺麗なので、エクセレントは却下。
中身のスキャンで白紙自動削除機能オフにするのは、ページの右左がずれるのを防ぐため。
白紙はいらないのだが、削除してしまうと、iPadを横にして見開きページを見たときに、見開きページがずれてしまい、滑稽なことになる。
カラーモードは自動選択でもいいのだが、ときどきグレーで取り込んで欲しいページを白黒で取り込んでしまうので、固定にしてしまっている。

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パソコン上で表紙と中身を結合。
全ページをざっとチェックする。ときどきページの右や左に白い領域が追加されて、サイズがおかしくなっているページが存在する場合があるので。

iPadに転送。
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閲覧に使用するアプリはi文庫HDです。PCからの転送にはiFunBoxを使用してます。
i文庫HDにリンクファイルを一度転送しておけば、あとはそのリンクファイルに書いてあるフォルダにiFunBoxで自炊データを放り込んでおけばよく、転送する度にiTunesを立ち上げる必要がないので重宝している。
詳しいやり方はこちら

iPadでの表示は上々です。
シャープ処理のせいか、トーンにモアレ模様みたいなのが出てくる場合があるけど、拡大するか、表示設定の画像補間処理をhighにすると消えます(そうすると台詞の文字が若干ぼやけるけど)。
iPhone4でもまあまあ読めます。台詞の文字サイズが小さすぎるけど、ちゃんとはっきり読める。Retinaディスプレイ恐るべし。

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最近は一日一冊ペースで取り込んでます。
漫画と同人誌は全部電子化してしまいたい。遠い道のりだけど・・・。

小説は面倒そうなのでしてません。
雑誌は一冊、フルカラーの写真が多目のやつを取り込んでみたのですが、1ページの情報量が漫画より大きいせいか、ページめくりや拡大縮小処理がもたついて快適に読めない。
うーん、雑誌はわざわざ取り込まなくていいかな、という感じです。

(Re:Comment)
>なんか見たことない自転車が
>写っているような。さてはクロモリ。
その通り!!
コルナゴのマスターです。末永く乗ってやるつもり。